発達障害の特性を知り、お金の管理に活かそう

保護者向け

発達障害をもつ私たちは、お金を管理する

ということがかなり苦手です。

これにはADHD、ASDの両方の特性が強く関わってきます。

ちなみに

ADHD?ASD?という方はこちらの記事をご覧ください。

というわけで今回は、

  • 衝動性やこだわり行動など、家計の管理を難しくする発達障害の特性を理解する
  • 買い物リストの作成、ネット時間の制限といった対策を知る

といったことをテーマにお話ししたいと思います。

衝動的に物が欲しくなりがちで、数字も苦手。こだわりも強い。

発達障害、特にADHDの特性として

衝動性が強い

ということがあります。

この特性は、後先考えずにお金を使ってしまう

という行動につながりがちです。

また、発達障害をもっている方

数字が苦手

であることが多いです。

コレにより、

家計簿をつけられない

残高を見ても感覚的に理解することが難しい

といったことにつながることが考えられます。

さらに、ASD傾向がある場合は

こだわりの強さ=収集グセ

となり、さらにお金の管理が難しくなります。

対策1 買い物以外でストレス発散をしよう

物を買うという行動=ストレスの解消

となっている可能性があります。

物を買う以外の行動でもストレス解消を考えましょう。

(例1)ランニングをする

   →衝動性、多動性の緩和に効果があると言われています。

(例2) 瞑想(めいそう)をする

   →座って意識を集中させる、寝転んで床に触れている部分に集中するなど、

    様々な方法があります。

    コレも衝動性の緩和に効果があると言われています。 

対策2 買い物リストを作って、必ず守る

買い物リストを作ってから買い物に行き、それを必ず守る

コレも効果的です。

買い物の内容を見える化しておくことで、無駄な買い物をせずに済みます

こちらの記事でも紹介しましたが、

今日の予算を決めてから出かける

という方法もオススメです。

対策3 ネットを見過ぎない

ネットにはネット広告がたくさん流れています。

そこは誘惑でいっぱいの世界です。

誘惑に弱い、というのも発達障害の特性です。

そもそも誘惑されないよう、ネットを見過ぎないようにしましょう。

いっそのこと、

スマホに触る時間を決める

ということも良いかもしれません。

対策4 使えるお金を制限する

これは最後の手段にしたいところですが、

そもそも使えるお金を制限する

という方法です。

それにはいくつか具体的な方法があります。

  1. サイフの中身は少額にしておく
  2. 給料が入ったら先取り貯金をする
  3. 使う用途によって銀行口座を分ける
  4. クレジットカードを持たない。

2はとてもオススメの方法ですが、

4は本当に最終手段だと考えています。

クレジットカードはこちらの記事でもお話ししたとおり、

うまく使えばそのまま家計簿になる優れものです。

衝動性に負けて乱用してしまうと大変ですので、

どうしてもうまく扱えない場合については

クレジットカードを持たない

ということもアリかもしれません。

まとめ

  • 衝動性、こだわり、数字への弱さがお金の管理を難しくする。
  • 買い物以外のストレス発散方法はとても有効。
  • 買い物リストを作ったり、ネット時間を制限するのもアリ。
  • 最終手段はお金を制限する、というもの。クレジットカードを持たないことを考えても良い。

お金を上手に管理して、生活や気持ちに余裕を作りましょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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