子どもが不登校で将来どうなってしまうのか不安…、
発達障害の子どもの収入が将来どうなるのかが不安…、
そういったお悩みを抱えていらっしゃる方、少なくないと思います。
そこで今回は
- 家や車の購入、保険の加入の仕方に気をつければ、生涯で数千万円節約できる
- 月一万円、安全な投資で適切に運用すれば、老後資金約3500万円を準備できる
ということについて、お話ししたいと思います。
今回参考にしたのはこちらの本です。
なぜ、不登校は問題なのか?
そもそもなぜ不登校は問題なんでしょうか?
- ウチの子だけ?と不安になる?
- サボり癖がついて弱い子になってしまいそう?
様々な心配があるとは思いますが、最大の問題は
- 学歴を積めないから将来が不安
これではないでしょうか。
では、逆に言えば
学歴を積まなくても将来のお金に不安がない
という状態を作れれば
不登校は気にする問題ではない
となるのでは?
では具体的にどうやっていけば良いでしょうか。それをお話ししていきます。
学校では教えてくれないお金の知識
これからお伝えする内容は、
決して学校では教えてもらえません。
なぜなら、
学校の先生も知らないからです。
(むしろ、現役時代によく私が聞かれて他の先生に教えていました笑)
ですが、生活には必須の知識です。
これらを知っているか知らないかで、生涯の資産が
数千万単位で違ってきます。
株式投資
まず最初に投資の話です。以前の記事でも何度か触れましたが、
投資自体は安全なものもあります。
加えて、投資自体はみなさんの身近なものだったりもします。
銀行や保険会社がみなさんの代わりに行って、その儲けを少し分けてくれている
これが現状だからです。
ですのでこれからはこれを
自分でやる
という形に変えて欲しいんです。
この辺りの話についてはこちらの記事でも紹介しています。
こちらに書かせてもらった通り、
安全な投資方法もあるんです。
- 米国株「S&P500に連動した株」を買う
- 買った株を20年以上放置する
このやり方で、統計上では損をした人は歴史上いないんです。
(もちろん、投資なのでこの先も同じことが続くことは保証できません。でも確率はとても低いかと。)
株式投資について、
- そもそもどうやって取引を始めたら良いか
- 証券口座の作り方は?
といった部分については、今後需要があれば解説していきたいと思います。
買ってはいけないもの
これは2つです。それは
新築一軒家と新車
です。
※賃貸や中古車という選択はアリだと思います。
家を買ってはいけない理由
買ってはいけない理由は
- 買った瞬間に値が下がり、資産がマイナスになる
- 20年ほどで建物としての資産価値は0になる
- 維持費が高い
- 一生同じ間取りが必要、というわけではない
という点です。
< 1について >
- 新築一戸建ての値段には広告費や人件費など、多額のコストが値段に反映されているため。
< 2について >
- 木造家屋の耐用年数は20年ほど
- 耐用年数を超えた建物は、売却時に価値は0円として計算される
< 3について >
- 建物、土地には税金がかかる
- 10年程度で壁の塗り替え費用(約200万円)がかかる
< 4について >
- 年数がたてば家族構成が変わり、必要な間取りが変化する
新車を買ってはいけない理由
買ってはいけない理由は
- 買った瞬間に値が下がり、資産価値がマイナスになる
- 維持費が高い
からです。
< 1について >
これは家と同様です。
車にも多額のコストが反映されているため、買った瞬間に価値はマイナスになります。
< 2について >
車の維持費は思った以上に高い!
生涯(20歳から70歳)で計算した場合、
7年に1度の買い替えでシミュレーションした場合でも
約4000万円
かかるという結果になります。
加入してはいけない保険
保険で加入して良いのは
火災保険と自動車保険(車両保険は除く)だけです!
それ以外は不要。
その理由をお話しします。
生命保険は不要
まず、生命保険が不要な理由です。
それは、生命保険は遺族の生活費を補償する保険だからです。
世帯を持ち、家族を養う時になったら
世帯主が死んでしまった時に備えて、生命保険は必要でしょう。
逆に言うと、世帯を持つまでは全く必要ありません。
さらに言うと、
世帯を持ってからもほとんどの生命保険は必要ありません。
なぜなら、義務加入している健康保険により
世帯主が死亡した際には遺族年金が遺族に支払われるから
です。
計算式が複雑なのでここでは割愛させていただきますが、
ざっくりと、月額十数万円が支払われます。
ですので必要なのは、
「遺族年金+パートナーの収入」でも足りない分の生活費
これを
子どもが独り立ちする前の一定期間だけ補償する生命保険
だけが必要ということです。
なので、20年から30年ほどの期間の掛け捨て生命保険
月額2000円程度をかけておけば十分でしょう。
医療保険も不要
医療保険も入りません。
これも健康保険で対応可能なんです。
健康保険には高額療養費制度というものがあります。
これを使えば、どんなに高額な治療費を請求されても
月額十数万円
の負担で済んでしまいます。
がん保険も先進医療特約も不要
がん保険も不要です。
2人に1人はガンで死亡する時代!
なんて言われますが、それはあくまで
80歳になってからの確率です。
20〜30歳の人が今後10年でガンになる確率は
1%未満
です。
若い頃からがん保険に入っていたら、
いざガンになる頃には
七百万円以上
支払うことになってしまいます…。
(ちなみに一般的なガンの治療費は50〜100万円)
先進医療に関する備えも不要です。
先進医療とは、進んでいる医療のことではなく
先進医療=結果の出ていない保険適用できない医療
のことです。
そもそも利用する意味があまりないんですね…。
学歴を積まないという選択でのマネーライフプラン
学校に行かない、という選択肢をとった場合、または
特別支援学校に行くなどして、学歴重視ではない生活を選択した場合、
一番少ない学歴で社会に出ることを想定すると、
肩書は中学校卒というかたちになります。
この場合のデメリットについてはみなさんご存知だと思います。
- 就職先の選択肢が少ない
- 仕事が低賃金になりやすい
では、メリットは何でしょう?
それは、
- 他人より早く働き始めて、早い段階でまとまった資金を手に入れられる
という点です。
このメリットを活かすと、以下のような計画を立てることができます。
ここで紹介した通り、お金をしっかり管理すれば、
22歳ごろには1000万円の元手を貯め、
それを予備費にしながら月に1万円投資を行い、
60歳時点で約3500万円の老後資金を手にいれることができます。
つまり、
学歴と経済的な安心に大きな関係はない
ということです。
こうして考えていけば、学歴と経済的な不安が結びつくことはなく、
安心して、学校へ行き続けるのか、それとも違う道を選ぶのか
これを選択することができます。
まとめ
- 正しい知識を持っていれば、そうでない人に比べて生涯収入が数千万円変わる。
- 生涯収入が数千万円変われば、学歴の差はない、むしろそれ以上に有利。
- 老後の備えも月1万円の投資でOK。
- 単身、もしくはパートナーと協力して概ね日々の生活費が賄えれば特に心配する必要はない。
- 正しい知識を持っていれば、経済的な不安はないので学歴は必要でない。
- 経済的な不安がなければ不登校は大きな問題にならない。
なかなか刺激的な内容で、いきなり考えを変える、という風にはいかないかもしれません。
ですが、こういう選択肢もある、と知っていただけるだけで
「絶対学校に行かせなきゃ!」
という気持ちは少しは楽になるのでは、と思います。
今日も、お読みいただきありがとうございました。
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