これまで、発達障害当事者やその家庭について、
様々な支援方法をお伝えしてきました。
今回は、そういった手立ての中で、
発達障害当事者の私自身、
うまくいったというものを
仕事に関するものの中からピックアップしてご紹介していきたいと思います。
今回の記事が
- 発達障害当事者の、支援方法に対するリアルな感想を知る
という機会の一つになれば、と思っています。
とにかく手を動かす
これは後回しグセへの対処法の一つです。
私は混合型のADHDなので、後回しグセがひどいです。
やる気スイッチなんてありません笑
そこで、
できそうなことからでいいから、とにかく手を動かす
これを実践しています。
書類を整理する、何も考えずにできる軽作業をする、
なんならPCを開く、とかでもいいです。
とにかく何か手を動かす
これをすると、少しずつ作業することに体が慣れ、
次第に後回しにしていた仕事にも手がつけられる、という感じです。
完ペキを目指さない、上司に相談する
これは完ペキ主義への対応策です。
私はASD傾向も強いため、不安感が強く、
完ペキにしたい、という思いが強く出て締め切りを過ぎる
という本末転倒なことによくなります。
それに対し、
100%ではなく70%くらいを目指す
ということを意識するようにしています。
こうすることで、完成度よりも締め切りを優先的に考えられるようになりました。
また、優先すべきポイントが分からない
ということも締め切りを過ぎてしまう原因によくなります。
ですので、困ったらすぐ上司に相談する
ということも徹底しています。
これにより、優先すべきポイントを把握し、
大まかにでも、ポイントをとらえた仕事の進め方ができるようになります。
明日の自分を信用しない、スマホを活用する
これは、すぐに約束を忘れる、という特性への対応策です。
明日の自分を信じる
ということも素晴らしいことで、気持ちを切り替えるようことには有効だと思います。
一方、私たちADHDは
明日の自分を信じない
ということも重要だと思います。
明日の自分の記憶力を信じず、マメにメモをとる
なんならメモの存在も忘れそうなので、できるだけスマホで記録する
これくらいの意識と慎重さを持つことで、
ようやく、少しずつですが、様々なもの忘れを減らすことができています。
相手の話を聞く
自分ばかり話してしまい、職場でのコミュニケーションがうまく取れない
これもADHDのあるあるです。
これに対する私の対応策は、
とにかく「相手の話を聞く」ということを意識する
です。
自分は話してばかりになりやすい、ということを自覚し、
相手の話を聞く、相手の話を聞く
と心の中で繰り返し念じることで、
ようやく人並みに話を聞けるようになってきました。
支度をルーティーン化する
身支度に時間がかかり、ちゃんと起きたのに遅刻してしまう、
これも混合型ADHDのあるあるです。
これに対しては、
支度をルーティーン化する、という方法で対応しています。
物は極力いつもの場所に入れておく、
朝の身支度は同じパターンにしておく
こうしておくことで、
何かを忘れたり、何か余計なことをしたりすることを防いでいます。
まとめ
- 特性を知り、対応策を知っておくと、その中から自分にハマるものが出てくる。
今回紹介した方法が私にハマった一方、ハマらなかった対応策もたくさんあります。
対応策をたくさん知り、それを試して試行錯誤していく
これが大事かと思います。
ぜひ、今回ご紹介した対応策も、参考にしていただけたら、と思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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