私もそうですが、発達障害当事者の方々、
仕事、生活で「困った!」と感じる場面が無数にありますよね。
そういった場面での対応策を事細かに教えてくれるのがこの本です。
本の内容
簡単に内容を紹介すると、次のような感じです。
- 発達障害の困り感をマンガで紹介。
- 大人の発達障害とは。
- 仕事での「困った!」について。特性、対応策の説明。
- 対人関係の「困った!」について。特性、対応策の説明。
- 日常生活の「困った1」について。特性、対応策の説明。
- 発達障害の治療について。
3〜5について、特に中心的に説明されており、
それぞれの困った場面一つひとつについて、
イラスト等を使ってポイントが分かりやすく説明してあります。
自分の体験と照らし合わせた感想
私の場合は混合型ADHDなので、
特にADHDとASDへの対応に特化しているこの本はドンピシャでした。
紹介されている「困った!」という場面も
「あるある!」と共感してしまうものばかりです。
また、この本の良いところは
困った場面の紹介
↓
原因となる特性の紹介
↓
解決のヒント、手立ての紹介
となっているところです。
この流れがポイントをしぼって簡潔に紹介されているので、
私たち発達障害当事者にとって、とても読みやすいです。
原因から対応策までがスッと頭に入っていきます。
とにかく具体的な解決策が欲しい!そんな人にオススメ
また、この本で紹介されている解決策が
どれも具体的で実践しやすい、ということもポイントが高いです。
例えば「仕事に集中できない」という困った場面については、
苦手な作業に集中できる時間を計る
↓
作業をその時間で分ける
↓
休憩する
といったように、明日からすぐに実践できる内容になっています。
「ADHDは注意力が散りがちなので、気をつけて直していきましょう」
といったあいまいな指示に終わらず、具体的な方法が載っているのがとてもありがたいです。
まとめ 手立てに即効性アリ!読んですぐに実践しよう!
紹介されている対応策は、どれも特別な道具や技術を必要としないものばかりです。
読んですぐに明日から始められるものばかり。
私自身、この本で紹介された手立てのいくつかを、読んですぐに始めています。
ぜひ皆さんも、この本を手にとって様々な「困った!」を解決して欲しいと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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